現在小学6年生の方々を対象に、中学準備講座を実施します。
私も数年前までは、「先取りなんてしなくても、英語は中学校に入ってからでも十分上位を狙えますよ」とかまえていたのですが、ここ数年は話が変わってきました。
4年前の新学習指導要領導入以降、中学の英語は下記のように難化しています。
① 基本的な単語の学習は小学段階でできている前提で中1英語がスタートするようになりました。
以前は「英単語の暗記は誰でも努力次第でできること」だったのが、「ある程度は小学校でやっているでしょ」という前提になってしまったために、以前に比べて単語の勉強に授業時間を割いてもらえなくなったようです。「英単語を覚えられない子」が以前では考えられないほど増えました。
② 同じく文法も小学段階でかなり触れているという前提で前倒しになりました。
例えば、以前は「5月まではbe動詞。6月ころからは一般動詞。助動詞canの登場は冬」だったのが、今では「lesson1でいきなりbe動詞と一般動詞の肯定・疑問・否定文が並行して登場。canはlesson2で登場」となっています。
③ 考査で「初見の長文読解問題」が出題されることが多くなりました。
④ 上記のように知識の要求水準は以前よりも格段に上がりながら、なおかつ「話す・聞く」コミュニケーション力も以前より重視されるようになりました。
この急な学習指導要領改訂に小学校現場が追いつくのは難しいようで、ほとんどの子は「コミュニケーションに触れてはいても理屈としては理解していないし、単語も覚えていない」というのが実情です。
それなのに中学英語が上記のように容赦なく要求を上げてしまったために、英語で苦労する子が以前に比べて格段に増えています。
この状況を鑑み、私も以前のように「中学に入ってからでも十分間に合いますよ~」とも言っておられず、中学入学前に英語をある程度身に着けておくことの有利さを痛感しています。
以上のことから、小学6年の2月~3月に「中学準備講座」と題して中学的な英語の勉強(文法を理屈で理解し、単語を覚える)をスタートし、中学入学後の英語学習でのつまずきを防ぎます。
また、数学も小学段階での基礎力が身についているかどうかで大きく差がつきます(たとえば分数の加減乗除、円や立体の面積や体積が十分にできていない子は、中学でも大きくつまずきます)ので、この機会に小学算数の総復習も実施します。
中学準備講座要項
1. 内容
① 中学英語の先取り(理屈を理解し、単語を覚えるという「中学英語で要求されること」をやってみる)
② 小学算数のうち中学への影響が大きい分野の総復習(+中学数学のちょっと先取り)
2. 対象
2025年4月に中学校に入学する小学6年生
3. 期日
2025年2月~3月の毎週水曜日8回
17:45~19:15(途中で5分程度の休憩)
4. 持ち物
筆記用具、ノート(横罫線のもの)
5. 参加料
2か月合計で20,000円+教材費2,000円
=22,000円(税込)
6. 申 込
当サイトの問合せページから「中学準備講座希望」とお送りください。
追ってご連絡差し上げます。
7. 特 典
① 2025年1月20日までにお申込の方は
参加料22,000円→15,000円に割引(税込)
② 中学準備講座から中学生コースへ継続入塾の方は、
・入塾金不要
・2025年度分の教材費不要
とします。